こうべまちづくり会館

1993年にオープンしたまちづくり会館。阪神・淡路大震災の際に避難所としても使われたこの場所は今もまちと人が接続するステーションであり続けている。

一階は古書店。地域から持ち込まれる書物が、リサイクルして渡っている。地下はギャラリー、2・3・6階はレンタルスペース。太極拳から地域の会合まで多様な使われ方をしている。

4階は「まちラボ」。震災関連資料、郷土資料、都市計画やコミュニティデザインに関する一般書籍、地域で発行されたZINEなど、まちを知るための書籍が6000点以上開架で並んでいて（蔵書数では１万点以上）、この場所でも読めるし借り出しも可能。

新刊・近刊も入荷されていて、まちづくり関連の書籍がここまで充実しているライブラリーは比類ない。「まちラボ」はライブラリーであると同時にフリースペースでもあるので、まちづくりに関わる民間事業者などが積極的にイベントを行っている。

ここに来れば、まちのことについて学べる貴重な書籍と、まちにとって大切な活動をしている当事者たちの両方と出会える。