阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター

- 定休日:月曜(月祝・振替休の場合は翌日)、年末年始
- Tel.: 078-262-5050
- 営業時間:9:30am~5:30pm(入館は4:30pmまで)
- 住所:神戸市中央区脇浜海岸通1-5-2
- URL:https://www.dri.ne.jp/
- アクセス:JR灘駅から徒歩約12分
「人と防災未来センター」では、阪神・淡路大震災後に災害看護ボランティアの礎を築いた黒田裕子さんの活動が詳しく紹介されている。黒田さんは震災後に病院を辞め、孤立する被災者に寄り添い続け、その献身的な支援活動は多くの人々に影響を与えた。彼女は災害時における看護師の役割や被災者の心身のケアの重要性を強く訴え、災害看護の新たな形を切り開いたと言われている。黒田さんが亡くなった後、約200点に及ぶ貴重な資料が寄贈され、現在では研究者によって分析・検証が進められている。これらの資料には黒田さんが直面した被災地での体験や、災害時における看護師としての苦悩や努力が記録されており、孤立する被災者に寄り添うことの重要性が浮き彫りになっている。これらの資料は人々の生活の中で災害看護が果たすべき役割を理解するための重要な資料であり、今後の災害看護の研究や実践においても黒田裕子さんの活動は重要な指針であり続けている。